ペンギンの二度寝

アナログレコードをはじめた女。音楽や本、旅の記録

2017年のお気に入りCD、そして悩ましきオーディオ

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そろそろ冬がやってきますね〜。
6月に↑のアナログターンテーブルRega Planar3を購入してからというもの、家で音楽を聴くのはほとんどレコードだったけれど最近は若干休業ぎみ。それはこないだ買ったCDをヘビロテしてるからでして。ギタリスト笹久保伸の最新作「Guitarra」。

www.ahora-tyo.com


前々回の記事で書いた笹久保さんのライブの時に会場で買ったもので、これは今のところ私の今年買ったアルバム・ベストオブザイヤーですな。
全曲クラシックギターだけの笹久保さんソロ作。メインはアンデス民謡・フォルクローレを中心とした南米の音楽プラス彼のオリジナル曲。とても地味〜な内容をご想像されるかもしれないけど、まあその通りでしょう。Pops系が主食の人には物足りないだろうなぁという感じ。
おすすめしたいのは、ジミはジミでも音楽に"滋味"を求めてる方々。
ギターの深い音色が毛羽立った心の表面に水分を与え、しだいに奥深くに浸透して細胞一つ一つを修復していくように癒していく。あれ…私、疲れてたのかな…

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前にも書いたけど、彼の演奏はライブで見てても両手の指先がどう動いてその音が出てるのか分からない超絶技巧。だけど技に走ってる感は全く無いんですよね。
アンデスの伝統的な曲は普段聴き慣れたコード進行やメロディラインとは全然違うし、かといってそれを異国情緒だとかエキゾチックな魅力という風に感じるわけでもなくて。
伝統曲にも彼のオリジナル曲にも共通して感じるのは、純度の高さ。深い音色が有機的に結びつき、連なって、言葉や物語に翻訳することが出来ない感覚…高純度な"音楽の力"で成り立っている表現。こんなミュージシャンが現代ニッポンにも存在してるのが嬉しくなっちゃいます。

 

これはオーディオ好きの人にもお勧めできますよ。私が勤めるオーディオ関係の会社試聴室のシステムで聴いてみたところ、非常に塩梅がよろしかったです。筋金入りのオーディオマニアでもある先輩にも気に入って頂けて。録音にはアナログのマルチトラックテープレコーダーを使ったそうで、ハイレゾでもない普通のCDながら、アナログ的な深みのある自然な音色は一聴の価値があるでしょう。しかもそれが、今年録音の若いミュージシャンの作品だなんて、ワクワクしませんか⁇

↓「Guitarra」の曲じゃないけど、私が行ったライブの動画が上がってました。

youtu.be

 

 そういえば半年前に書いた記事(ようこそ、手強いスピーカーATC君! )で、買ったばかりのスピーカーATC SCM10が、アンプが非力なばっかりに本来のチカラを発揮できていない…とぼやいてましたが、実はしばらく前から新しくパワフルなヤツを導入してまして。

とある真空管アンプなんだけど、諸事情により詳細は書けませなんだ(苦笑)

ATC君の個性とも相まって非常に有機的な響きで鳴ってくれまして、笹久保さんのCDもより素晴らしく聴かせてくれております。

さてこれからの私の部屋の音をどうカスタムしようかな〜? スピーカースタンド、カートリッジ、フォノアンプ…と妄想は膨らみますが、お財布との相談は深刻です。ほんと耳はどんどん贅沢になる…困ったもんです…。