ペンギンの二度寝

アナログレコードをはじめた女。音楽や本、旅の記録

ある8月の午後、45回転のエイリアンズ。

たいへんお久しぶりでございます。気付いたらブログを一か月以上放置してしまった!

あれこれ書きたいこともたまってるのにどうしましょ。ともかく時系列とおりに書いていきますか…。

八月の半ば、友達を自宅に招待してレコード&CD鑑賞会を催しました。

前の記事(ハンドメイドインジャパンフェス)でご紹介したガラスアクセサリー作家の友人で、「最近限定発売された好きなミュージシャンのLPレコードを買っちゃったんだけどプレイヤーがないから聴けないんだよね〜」とのことなので、じゃあ我が家で聴かない?とお誘い申し上げまして。

今のオーディオシステムを組んでから初めてのお客さん。前夜から自家製サングリアを仕込んでお出迎え。友人はお花を持ってきてくれました。さすが友よ、きゅんとさせてくれるわ~。

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彼女が持って来たLPは↓

diskunion.net

キリンジ堀込泰行が、2000年に発表した名曲「エイリアンズ」を今年セルフカバーしたものだそうで。私はキリンジのことをほとんど知らなかったので、まず元歌をCDで聴いてから。この曲は今年LINEのCMで使われて話題になったらしいですね。

www.youtube.com

良い。メロウで乾いた叙情に引き込まれる。公団の屋根の上を旅客機が音もなく飛んでいく街、月の裏側を夢見る二人…不思議なメロディーラインから始まる堀込さんのヴォーカルが、寂しげで虚無的な風景の中に佇む恋人たちを描いていく。こんなロマンティシズムが存在するんだ…とため息が出ます。

 

そして本日のメイン、新しいLPをターンテーブルに載せて針を落としてみると、イントロの音色が暗く、ボーカルが入ったところで「あれ、これ声が変!」と友人。盤をよく見てみたら45回転盤とな⁉︎ えっと回転数変えるのどうやるんだっけ…

このターンテーブルREGAPlanar3 で45回転盤をかけるのが初めてだったわ。うーんやり方分からん。取説取説…スピンドルに引っ掛けるゴムベルトの位置をかけ変える…と。

多くのLPレコードは1分間に33と1/3回転するものだけど、45回転盤はそれよりも早く回転してます。速度が速い=同じ一秒間で比べると長い距離を進むことが出来る=盤に刻める情報量が多くなる=音が良い…という理屈で、音質にこだわるミュージシャンが45回転盤で出したりしてます。あと最近は過去の名盤を45回転盤で復刻とかも盛んなようで。まあ音の良し悪しは回転数だけじゃなくいろんな要因が関わってくるそうですが。

45回転盤の音質が良いという理屈、ちょっと分かりづらいかもなので、ベートーヴェンの「運命」を例に図にしてみました↓ 

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そんなこんなで45回転にセッティングしなおして「エイリアンズ Lover's version」に針を落としますよ。ちょっと試聴できますよ↓

堀込泰行「エイリアンズ(Lovers Version)」【レコチョク】1005451124

うー、これも良い…! レゲエ風アレンジになっててオリジナルより大人びた印象。そこはかとなく今の時代感が漂っているような気がします。

こういう素敵なLPをターンテーブルに載せて、軽めのお酒をかたむける夏の午後…たまらなく良いですな。女性の方々、お若い方々…レコードを聴く生活、いかがですか?

オーディオメーカー勤務の身として、業界の未来を心配してのレコメンドではあるんだけれど…でも、この楽しさが伝わったらいいんだけどなあ。

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