ペンギンの二度寝

アナログレコードをはじめた女。音楽や本、旅の記録

漆黒の麗人 Rega Planar3がやってきた。

先月の終わり頃、我が家にやってきた新しい相棒のターンテーブルRega Planar3をようやくご紹介します。

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美しいでしょう〜。黒光沢仕上げの本体キャビネットは鏡のよう。

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レコードを載せるプラッターは透明度の高い12mm厚のガラス。回転する様子を眺めてうっとり。

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ちょっと見えづらいけど、この青いのがカートリッジ(付属品のElys 2)。先端の針でレコードの溝に刻まれた音楽をピックアップし、ボディの中で発電して電気信号に変換する重要な部分。これを様々なメーカー・機種に交換して音色の違いを楽しめるのもアナログの面白いとこ。私もいずれは!

 
部屋に置くのが嬉しくなるデザインのターンテーブルって、同価格帯では無くて。フォノイコライザー付きとかUSBでデジタル出力とか私には必要ない機能が載ってるのも多くてねえ。(余計な回路があると音が悪くなるし価格も上がるし

 

ディープなオーディオマニアの方からはRegaなんてただのお洒落家電だ〜なんて揶揄されたりもするようですが、イギリスで40年以上、アナログを中心に研究・開発・生産を続けてきた老舗メーカーで。デザインだけじゃなく、お値段以上のパフォーマンスで世界的に広く支持されてるそうですよ。

kanjitsu.com


Made in Englandにこだわって、製品はもちろん普通は外部から買うような部品も自社工場で製造しているらしい。創業者で社長のロイ・ガンディー氏は今もエンジニアの一員として開発に携わっているとか。こういう職人気質の人、好きですね〜。

www.google.co.jp

 

下位モデルのPlanar1と2は箱を開けてすぐに使えるけど、このPlanar3はトーンアームの水平を取ったり針圧(針が盤面にかける重さ)を調整したりの初期設定が必要。

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CDと比べるとかなり手間がかかるけど、私はこれがやりたかったんですよね。なんか一丁前になった気分~。

このPlanar3のセッティングはWebページにHow to動画(rega Planar3 クイックガイド)があって簡単でした。ターンテーブルの知識がほとんど無い人は<始めよう!アナログレコード入門:プレーヤーのセッティングから再生までの手順とは? >などPhile Webというオーディオ情報サイトや各種入門本(アナログレコード初心者からマニアまで!最新おすすめレコード・音楽解説本 )をよく読んでからがいいと思います。もしくはRega Planar 1 でお手軽に…がいいかも。


さて肝心の音です。
前にも書いたけど、新しいターンテーブルが欲しいと思ったきっかけとなったのは盤質が悪い1978年頃プレスのレッド・ツェッペリンⅣ。↑写真の紫の盤ね。借りていたプレイヤー(Denon DP-29F)では"天国への階段"等の音の歪みがひどかったけど、Regaちゃんはさすが! 盤質自体の問題は多少残ってるけど、ちゃんと音楽として楽しめるレベルで再生してくれてる〜。音の解像度、深み、実体感などなど全ての要素が段違いです。まあ価格差からして当然と言えば当然だけど、まずは一安心。


レコードの不安定さは味として楽しむという人もいるし、私もそれに慣れてきた頃は"多少の歪みはご愛嬌、アナログの良さは感じられるからまあいっか"とも思ったけれど。でもやっぱり、歪みは無い方が断然いい!
CDなどで音楽を聴いてる人はそんなの当たり前やんって思うでしょうが、アナログには少々の歪み程度では損なわれない不思議なサムシングってのがあるから厄介な沼なんですよね~。


Rega Planar3は機械としての正確性・安定性は(私にとっては)十分高いレベルな上、そのサムシングも発揮してくれます。最近はまっている藤圭子のライブ盤では今まで聴き取れていなかった楽器の音が聴こえるし、声の実体感が増した事で藤圭子が細やかに表現するニュアンスが沁み入ってくる。"アカシアの雨がやむとき"の慈しむようなトランペットの響きはより深まり、報われない恋をする女性の暗い幻想を優しく慰撫する。ブラボー。思わずPlanar3へ向けてグラスを掲げてしまった。

www.youtube.com

ありがとうRegaちゃん。これからレコードを買うのもさらに楽しみになりました♪

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