ペンギンの二度寝

アナログレコードをはじめた女。音楽や本、旅の記録

ソーセージとアナログレコードと。

先日、職場の人からドイツ出張土産のソーセージを頂いたので、帰りのスーパーでオートマティカリーにドイツビールをパーチェイスドイツに関連したLPがあれば完璧なジャーマン・アナログ・ナイトだったんだけど、残念ながら何一つ持ってないのでマイルスからのレッド・ツェッペリンというドイツ感ゼロの流れに。とはいえ至福〜

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以前の記事(アナログ沼の深淵が… - ペンギンの二度寝)で、買ったツェッペリンの「Ⅳ」のLPの音が残念、と書きました。が、その後聴き続けていたら…あいかわらず音の歪みは健在なのに何故か…25年来聴き慣れたCDよりLPの方が好きになりつつあるんですけど…!
気持ち悪いと思った音の歪みは、いつの間にかスルー出来るように成長(?)してまして。最初は「Ⅳ」のLPを聴き始めてもやっぱり楽しめない!とCDにチェンジしてたのに。
安いアナログプレイヤーだから高い精度の再生はそもそも無理なんだけど、アナログ特有の美味しい音がちゃんと鳴っているのに気付いちゃいまして。CDでは得難い生々しさやダイナミズムはやっぱりライブで聴くのと似た感覚があるのかもなあ。
 
私はオーディオ関係の会社に勤めているため、ハイエンドのプレイヤーやアンプが本気でアナログレコードを再生した時の凄味…有機的な実体感、リアリティと説得力を持った音を知っています。
そしてそんな音を実現するにはかなりコストがかかる事もよーく知っております。
だから、宝くじでも当たんなきゃ納得する音は手に入らないのかー!と耳だけが経験を積んでしまって懐具合との釣り合いが全く取れない我が運命を呪ったもんです。
 
ところがこのツェッペリン「Ⅳ」の一件で、アナログという沼はめちゃめちゃ深いけれど、案外広さもあることが分かりました。
特別お金をかけなくても十分楽しめる懐の広さ。ただのノスタルジーで片付けられない不思議な引力。これは体験しないと分からないぜぇ〜。
最近新譜で出してるLPにもこの魅力があるのかは、聴いたことがないから分からないけど(何しろほとんど録音はデジタルだろうし)、CD時代以前の音楽が大好きな人は特にハマるんじゃないかなあ。うふふ。おいでませーアナログ沼。
あ、昨夜渋谷の素敵なオーディオショールームに行ってきましたよ。その模様は次の記事にて!
 

DNAが反応する音楽。細胞が喜ぶ宝石。

先日、ティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)というピアニストの演奏を聴きに行ってきました。

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 彼はジャズに分類されてるようだけど、1つのジャンルに当てはめることが難しいミュージシャンです。私はまだ彼のことはよく知らないけれど、二年前たまたまタワーレコードの試聴コーナーでLuys i Luso」というアルバムを聴いてその場で引き込まれ、迷わず買ってしまいました。

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ティグランはアルメニア出身とのこと。調べるとアルメニア黒海カスピ海の間のコーカサス地域の国でその歴史は古く、旧約聖書の中でノアの方舟が漂着したといわれるアララト山は(現在はトルコ領だけれど)アルメニア民族の象徴の山とされていたり、歴史上はじめてキリスト教を国教と定めた国だということで、古いキリスト教の伝統が今に伝わっているんだそうです。

「Luys i Luso」はそういった伝統を持つアルメニアの宗教音楽を掘り下げ、聖歌隊の歌唱とティグランのピアノのみで構成された、透徹した美しさを持つアルバム。晴れた冬の朝はこれを聴きたくなります。

そして今年発売されたピアノソロ・アルバムAn Ancient Observer〜太古の観察者〜Amazon CAPTCHAは、ピアノとシンセサイザーと本人のボーカルから成る作品。

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今回の公演はこの新作の曲を中心に演奏されました。会場は音響が良いことで知られた築地の浜離宮朝日ホール

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ステージ中央にはグランドピアノとシンセ。演奏が始まると場内の照明は落とされ、いくつかのちいさな電球が曲に合わせて明滅するのみの演出。ティグランはTシャツ姿で弾いてるのに、まるで中世の仄暗い教会のミサか何かような、神秘的な雰囲気に陶然となってしまう。

新作の曲は「Luys i Luso」と比べると宗教音楽的な成分は少なく、ピアノのジャズ的なアプローチにシンセ、彼独特なハミングやヒューマン・ビートボックスも加わりとても現代的な作りになっているはずなのに、何故か、DNAに刻まれたはるか遠い時代の記憶を呼び覚まされる感覚がある。何なんでしょうねえ。日本や極東からほど遠い地域の音楽…ケルトやジプシーの音楽に、胸が痛くなるような懐かしさを感じてしまうことがあるけれど、それに似た心の震えがありました。

この日のライブは大盛況で、なんとアンコールが三回も!

ティグラン・ハマシアン、素晴らしい音楽家でした。

 

そんな文化的・芸術的感興の余韻は会場の外に出れば、わりと呆気なく消えてしまう運命でした。なぜならここは築地。うにと魚介のひつまぶし。宝石箱。

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ありがとう築地。文句のない夜でありました。

若き芸術家の個展にて。

今日は美術の話題。週末、藤沢市で開催されている大橋朋佳さんの個展に行ってきました。

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良い絵でしょう~。

大橋さんは神奈川県の養護学校高等部に在学中で、小学生の頃から絵を描いていて、いろいろな展覧会に出展したり各種コンクールで受賞したりと活躍されているそうです。

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私は縁があって今回の展覧会のチラシ作りをお手伝いしたのですが、ご本人にお会いしたことも原画を見たこともなかったので、ぜひ生で観てみたい!と思い足を運びました。

会場は障害者福祉事業を展開している光友会の建物の一角を展示スペースにした「かわうそギャラリー」。ここでは障害当事者の作品だけでなく、地域の方々の作品発表や様々なワークショップをする場としても活用されているとのこと。あたりは田園風景が広がるのどかで気持ちの良い場所です。花壇にはバラなどお花がいっぱい。良い季節ですね~。

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中に入ると切り株がぽこぽこと。木の香りが部屋中に漂ってすがすがしい…。

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やはり絵の前に立つと迫力が違います。大橋さんの色使いはビビッドで一見ポップな感じだけど、背後にはわずかに緊迫感を含んだ静謐があるように感じました。

富士山の絵を多く描かれてますが、私はむかし富士山の山小屋でバイトしていたことがありまして。悪天候の時や朝焼けに染まる時間帯は、美しいだけではなく恐ろしさも秘めた山へ畏敬の念をおぼえたものです。大橋さんが描いた静謐にはそんな感覚が宿っている気がします。まだ若いのに(16歳!)独自の表現をつかんでいる画家さんなんだなあと感服いたしました。

会場は平日のみの開館ですが6月2日までの開催です。興味を持たれた方は↓の詳細情報をご覧くだされ!

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レッド・ツェッペリンと過ごした季節。そして今。

レッド・ツェッペリンのアナログレコードの事(アナログ沼の深淵が…)を書いた流れで、以前の記事(最初に影響を受けた音楽)の続きで私の"大ツェッペリン時代"について書きます。

 ↓は多分誰もがTV等で聴いたことがある「移民の歌

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Led Zeppelinは、1968年〜1980年にイギリスで活躍したロックバンド。一般にハードロックの代表格とされているけどそれのみならず、ブルースやファンク、ブリティッシュ・トラッドフォークにインドやアラブの音楽までも取り入れた幅広い音楽性を持ったバンドです。

↓ハードロックの古典「胸いっぱいの愛を」メンバー全員が見目麗しい~。

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小学校高学年のとき男闘呼組で音楽に目覚めた私ですが、同時期にザ・ブルーハーツで目覚めた弟がさらに探究を深めて手を出したロック・レジェンド達の音源の中にこのレッド・ツェッペリンがあったのが、最初の出会いでした。

90年代半ば、小室サウンドや渋谷系が全盛のころ、田舎の女子高生だった私は部屋の中で一人、安物のCDラジカセを前に置いて座りツェッペリンばかりを聴く日々。学校で話が合う訳がありません。

でも曲の中に没入すれば、豊かな世界が待っていました。分厚いギターリフと重厚なドラムはシンプルにアドレナリンを誘発。繊細なマンドリンの音色は遠いケルトの世界を想わせ、エキゾチックな音階と不思議なリズムは峻厳なヒマラヤの山々を出現させた。ブルース、ファンクなど"黒い音"の成分をベースにして、洋の東西、古今を問わず彼らの愛する音楽が掛け合わされれば、"Led Zeppelin"の文字が刻印された唯一無二の世界となる。CDをトレイにセットすれば一瞬でそこへ飛んで行くことが出来た。

ケルティックな曲「限りなき戦い

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↓一番好きな曲「カシミール

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この女の高校時代はだいぶ暗かったんだろうと想像された方々、おおむね当たってます。90年代半ば、ルーズソックスやポケベル、プリクラなど女子高生カルチャーがもてはやされた時代にどんぴしゃで女子高生だった私は、そのカラフルであけすけでポップな空気感に背を向けて、70年代の音楽を聴いたり絵を描いたりしてました。懐かしい。

ツェッペリンはそんな私のインスピレーションの源になったり、思春期の鬱屈したエネルギーを穏当に解放する手助けをしてくれたり。「やっぱり若者にはロックが必要だよなぁ〜。90年代よりずっと息苦しい時代の今、若いコたちにロックは足りてるのかしら?」と今、四十路の私は勝手に老婆心ながら思いを馳せてしまう。いや、むしろ心身ともに不安定になりやすい上に責任も重い私たち世代の女—既婚・未婚・子供や仕事のある、なしに関わらず—こそ、良いロックが効くかもしれないなぁ。

更年期 ロックンロールで Break on through

なんか詠んじゃった。英語部分は一息に読んで5文字感出してね。

いやそこはドアーズじゃなくツェッペリン使えよというツッコミは受け付けません(笑)

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アナログ沼の深淵が…

前回(OTOTEN。そしてアナログ。 - ペンギンの二度寝)の続きです。ハナシは数日前にレッド・ツェッペリンのLPを買ったところからはじまります。レコードプレイヤーを我が家に導入して一月足らず、ついに壁が現れました…。Dazed and Confusedです。

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手に入れたのは1971年発表のタイトル名が無い、バンドの4枚目のアルバムで、通称「Led Zeppelin」と呼ばれているもの。UK盤で、後で調べたら1978年ごろにプレスされたものらしい。

 

アナログレコードは、同じ音源でも発売した国や時期、ロット等で音質に微妙な違いが生まれてしまいます。何しろ、音声信号が刻まれた金属の型を塩化ビニールの塊に押し付けて一枚一枚の盤を作るので、大量に製造するうちにその型や、その型の基になった原盤(マスターテープ)が劣化したりなどなど、物理的な要素が大きく作用します。

www.toyokasei.co.jp

(レコード製造の現場について、コチラの記事が【新企画】 HMV新入社員奮闘記 〜第1弾:アナログ工場見学〜|ローチケHMVニュース面白かったですよ)

 

初期プレスのものが音が良いとか、いやこのバージョンが最高だとか、マニアやコレクターの探究は凄まじく、希少盤はとんでもない価格だったりします。私はそこまでこだわらないけど、せっかく買うならほどほどの音だといいなーという感じ。それで何となく古めのUK盤が良さげかな、ってことで上記のものを手に取った次第です。

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この「Led Zeppelin Ⅳ」は高校時代にCDで数え切れないほど聴いてたアルバム。だから嬉しくて、家に着く前にカフェで中を開けちゃいます。もうLPサイズのジャケットというだけで何らかの脳内物質が分泌されます。中を開くと、ああ、「天国への階段」の歌詞に内ジャケの隠者…とうとう手に入れたのね、私は!

そして肝心のディスクを取り出すと…

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 !! 紫!? 

え、なにこれ。あ、ジャケットの右上に"Coloured Vinyl"って書いてあった。カラーレコードってことね。イギリス英語ではcolorのスペルが違うんだった。ネットで調べたら1978年の限定盤だそうです。なるほど。

o-tsukareco.ocnk.net

そして家に着き急いでレコードを聴く準備をし、いざ針を落として耳を澄ませると…”Hey, hey mama said...” うーん…こんなもんかなぁ……ブチッ…っていきなり針飛びかいぃ!

落胆したもののそのまま聴き続けますが、なぜか楽しめません。3曲目の「限りなき戦い」で違和感が増幅。マンドリンアコースティックギターの音が歪んでるような? そしてツェッペリンの代表曲ともいえる「天国への階段」はもはや違和感で気持ち悪い…。私が聴き慣れたCDよりピッチがほんの少しだけ低い? アコギの音は所々で歪んで、伸びたテープみたいな音(若い人は分からないかな)。他の曲ではほとんど気にならないけど、アコースティックな曲では気になってしょうがない。あ~~もう何でなのー??

 

その後、某所のシステムでこのLPとCDをかけて、アナログ先輩K氏にも聴いてもらったら、やはりピッチはわずかに低いとのこと。リマスターの時などにピッチをいじることは時々あるそうですね。音の歪みは我が家の音よりはだいぶマシだったから、それは家のプレイヤーの回転ムラかなんかかもしれない。あ、針飛びはなぜか3回目の再生で無くなってました。

やっぱりむかし相当聴き込んだから、CDの音がこびりついてるんだろうなあ。どうしよう、もっとグレードの高いアナログプレイヤーが欲しい! やばいです。泥沼コースに片足がとられてしまった…いやもう両足か? 落ち着け、わたし。

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OTOTEN。そしてアナログ。

先日、東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN – Audio・Visual Festival 2017(音展)」というオーディオの展示会に行ってきました。いちおうオーディオメーカー勤務の身なので、業界の最新の動向を知るためのお勉強です~。

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こちらはパナソニックテクニクス( Technics)。40年以上前の松下電器時代に立ち上げたオーディオブランド。レコードプレイヤー(こういう価格帯になるとターンテーブルと言うべきですね)の3種類ある駆動方式のうちの一つ、ダイレクトドライブ方式を世界で初めて製品化したのがテクニクスでした。

(↓駆動方式はじめアナログについて分かりやすく書かれたページ。おすすめ。)

www.audio-technica.co.jp

数年前にターンテーブルの生産を終了していたのを昨年復活させたことで大きなニュースになりました。

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私は去年秋のオーディオイベントで、テクニクス復活の陣頭指揮をとった小川理子さんのトークとピアノの生演奏を聴きに行ってまして。小川さんはエンジニアでありジャズピアニストとしても活動、そして会社役員に就任…と、とんでもないスーパーウーマンでありながら柔らかい雰囲気の美しい方でした。オーディオ業界で働く女性として大いに刺激を受けました。このブログをお読みの女性の方には

toyokeizai.net

の記事をおススメします。勇気が出ますよ!

 

さてさて、パナさんを出てもやはりターンテーブルが気になります。

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スイスの老舗レコードプレイヤーメーカー、トーレンス(THORENS。憧れます。

写真は撮ってないけど、デノン(DenonティアックTEACなど、日本には歴史があってエントリーモデルも充実したアナログのメーカーが多彩だなあと改めて実感。

他にもハイレゾ関係の講演会に参加したり。(ハイレゾって何?という方は↓参照)

www.sony.jp

最近、「ようやくハイレゾもアナログの音質に近づいてきたかな?」という良質な録音を聴かせてもらう機会があって、(大きな声では言えないけど少々ナメてた)ハイレゾも悪くないかも、なんて。

だけど、やはりディスクユニオンが出店してるのを見つけるとテンション↑↑↑

私の血にはアナログが流れているのね…。

そして中古LPの箱をあさって見つけたのがレッド・ツェッペリン。これは高校生のころ、CDラジカセでずっと聴いてたアルバム。いよいよアナログで聴ける!と家に着いてターンテーブルに載せたら…あれ…あれれ?という事態に…。詳しくは次の記事で!!

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高円寺のライブハウスにて

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先日、仕事帰りに会社の人と一緒に東京・高円寺のライブハウス、JIROKICHIというライブハウスに行ってきました。

ここは老舗にして名門、ジャズやロック、ブルースなど数々のミュージシャンが名演を繰り広げて来た場所だそうで、壁にはそれを髣髴とさせるサインがいっぱいです。ステージと客席に段差がなく、程よい狭さで居心地の良い理想的なライブハウスです。

あちこちライブに行きまくっている同僚の行きつけで、以前他の人と連れ立って行こうとしているところ、私も連れてってくださいよーとくっ付いて行ったらその日のライブがあまりに楽しくて、翌日も行ってしまったほどです。ラーメン屋さんや立ち飲み屋さんなど、高円寺という街の魅力も作用してましたが。同僚氏に感謝!

 

この日は村田陽一(tb)、バカボン鈴木(b)、佐野康夫(dr)によるアブストラクトリオ(アブストラクトリオ1 Live @ Last Waltz - YouTube)というバンド。ジャズやロックのスタンダードを激しめに展開させてました。トロンボーンの村田さんはループやエフェクターを駆使してとんがった音を奏でてましたね〜。

バカボンさんは熱演のあまり(?)途中でエレキベースの弦が切れちゃって! 私もちょっとだけベースを弾いてたことがあるけれど、あんな太い弦が切れちゃうなんて意味分かんない(笑)

会社の人が佐野さんのドラムにはまったこともあってこの日に観に来たんですが、やっぱりカッコよかったですね。小気味よく締まっていながら一打一打の重さもあって絶妙、抜けの良いスネアが気持ちいい。

 

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やっぱり音楽とビールは生が最高です。ベースやドラムの音を“圧力”として身体全体で受け止めたり、ミュージシャン同士の丁々発止の空気を肌で感じたり。刻々と音楽が生れ続けるその空間の中、五感で音を楽しむという贅沢な時間。これはどんなに高級なスピーカーやヘッドホンを使っても、完璧に再現は出来ないでしょう。

でもそんなことが出来たらなあと夢見てしまうのが人間です。例えるなら、家でお店の生ビール(ライブ)は飲めないけど、ヱビスプレモル、時にはギネスの小瓶(スピーカーとアンプ)なんぞをゆっくり注いで、なんて贅沢をしたいなぁ…いつもは第三のビール(ヘッドホンとiPod)でも…。

 例えが個人的すぎてゴメンなさい。でもまあそんな感覚で、二年くらい前から六畳間にスピーカーやアンプを詰め込み、それなりに楽しんではいました。だけどこの間、はじめましてのご挨拶。四十にしてアナログレコード。 - ペンギンの二度寝で書いたようにレコードプレイヤーを導入したら、段違いに楽しくなってしまって! 不思議だけど、ある意味ライブは究極のアナログと考えると、レコード(それがスタジオ録音のものでも)を聴くことはライブに近い体験が出来るってことなのかなあと、中央線に揺られ満足感に浸りながらつらつらと考えたしだいです。

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